伊東合資物語
江戸時代中期から後期
愛知県知多半島の酒造りは
最盛期にあり
酒蔵の数は二百を超えていた
なかでも
半田市亀崎の伊東合資会社は
中部地方で最大規模の
日本酒生産量を誇った
国内で名を馳せ
海外でも称されていた銘酒
酒造りは稲作から始まる
敷嶋の酒造りは
亀崎に暮らす人々の
なりわいとなり
ハレの日も
ケの日もかたわらに
地域の文化、
そして経済を支えていた敷嶋
しかし、清酒需要の低下に伴い
平成十二年、
敷嶋は二百年の歴史に
幕を下ろした・・・・・・